2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

若干の調整

初段のプレート抵抗を 47K から 62K に変更。これでかなり改善されて、つっかえていたものが出たような感じである。まだ肌理の粗さが気になるが、このへんはたとえば段間の PIO コンデンサの経時変化でも変わってくるところだからもうちょっと様子見。

ドライバ変更

そういえば AES に 6C5G を頼んであったんだった。それが届いた。というわけでドライバを変更。ついでに頼んでいたもう一組の 76 が最初のとは異なり RCA のものだったのでこちらも試してみるべく交換。 見た目が揃って楽しい。音も 6J5 よりは大分いい気が…

2A3 シングルアンプ

この3日くらいこれを作っていた。 回路図はこちら。76-6J5-2A3-5V4G という構成で、76 と 2A3 が Sylvania、6J5 と 5V4G が RCA、OPT は James。回路図を見ると分かるように、2A3 の Ep を高めにして負荷も多めにかけている。計算上 3.9W くらいは出るはず。…

自作するということ

何故真空管アンプに凝っているのか、というと、へっぽこギター弾き上がりとしては真空管に対するなんとはなしの憧れというか親近感が抜き難くあるということに尽きる。色付け上等、出音への関与上等。自分が気持ちよければ万事オッケー。見た目もなんだかか…

気が付いたことメモ

その一。結局当初通り 337A を三結にして使っているが、ゲインが下がったこともあり、初段とドライバの間の局部帰還を外した。どうも局部帰還で削っていた利得の割合の計算がうまくいかないのだが、結果としては局部帰還をかけていた時よりも明らかに音が開…

元に戻す

風邪による発熱のために仕事を休んでしまったのだが、午後になって回復してきたのでまたぞろアンプを弄り出す。いいのかそんなことで。 で、初段を五極管接続にした新回路だが、ノイズだゲインだという前に音が悪すぎる。モゴモゴ、ボワボワして高音がまった…

変更

で、気を取り直して弐號機の回路変更へ。 337A-311B という構成に変更して、明らかにゲインが足りないのが気になっていた。そこで思い切って初段の 337A を五極管接続にしようと。337A は比較的 gm の高い球で、三結でも 6J7 あたりよりは高い利得(μ=25く…

惨劇

さて、弐號機の回路を変更しようと 337A のグリッドキャップを外そうとしたら外れない。ちょっと力を入れて引っ張ったらキャップごとぽろっと取れちゃいましたよ(号泣)。同じことが 311B でも起きて、結局 337A と 311B を一本ずつお釈迦にしてしまった。…

フルレンジのこと

気がつけば、家で使っているものも仕事場で使っているものも、スピーカーが全てフルレンジユニットになってしまっている。マルチウエイは地獄に堕ちて死ぬべきであるとか考えてるわけではないのだが。詳細は blog にて熟知すべし。メインが Lowther PM6A、サ…

整流管番外

前回のエントリでも少し触れたが、溜まってる整流管の中には弐號機に使えないものもある。6V4 や 6CA4 などの MT 管や、6AX5GT のようにヒーター電圧が違ったりピン配列が違っているものはもちろん、定格が満たないものもやはり使えない。オレの手持ちでは G…

耐久整流管聴き比べ大会

気がつくと随分と整流管が溜まってしまった。オレの育った村では「親が死んでも整流管」という言い伝えがあり、半導体整流のアンプを作るとオヤシロサマに祟られると信じられている。なので、たとえば大規模なアンプを作る際には、モノにするとかパラレルで…

コンデンサのこと

前回のエントリで「電源を入れるたびに音が違うのは何故だろう」と書いたが、考えてみればスピーカーケーブルとか弐號機 300B シングルの段間のカプリング・コンデンサなどを変更したので、それらの継時変化によってどんどん音が変わってきているのではない…

オーディオの言葉

何もしないのに電源を入れるたびに音が違うのは何故だろう。何故だろう。一応言語と哲学を仕事にしてるので、概念規定の曖昧な言葉を使うことにとても抵抗がある。特に自らの主観を表現する語彙については自分の持つそれらがとても貧しいことを自覚している…

5R4WGY

色々調べてみたら、前段に直結回路を使っていてもダイオードや直熱管を使って整流しているケースは、メーカー製品を含めていくつもあるようなので、おそらく大した問題ではあるまい。というわけで參號機(仮)に 5R4GY を使うことにしよう*1。音のいい球であ…

アンプのレイアウト

さて、以前から少しずつ部品などを集めていたのだが、そろそろ頭の中で形を結び始めたので、月末からのちょっとまとまった休みには着手できるだろうということで新作アンプのレイアウトを考える。 零號機、初號機とも今となってみると色々と欠点が目に付く。…

真空管オーディオフェア

行ってきた。今日は昼から用事があったので午前中だけ。大橋さんのところでは村瀬さんのデモだけ聴くことができた。新しい ALTEC のユニットを使ったでかい奴は、まだ未完成の風情だったが美味しいところは本当にうまく響いていた。オレが欲しくなるにはもっ…

傍熱 6B4G

仕事から帰ってきて、ふと思い立って球箱を整理していたら、Sylvania の 6B4G なんてのが出てきた。ほんものの 6B4G ではなく、傍熱管の保守用途なのだそうで、そういえばこんなものをとても安く買った記憶がある。確か 6AV5GA とかいうテレビの水平偏向出力…

真空管オーディオフェア

というわけで週末は真空管オーディオフェア。オレは土曜日に行こうかと思ってるけどどうします>誰ともなく。 ところで自分の設計した回路をつらつら眺めていて重大な勘違いをしている可能性に気付いてしまった。ぐわあ。それこそ週末に部品を買ってきて検証…

Suara『夢路』

SACD を購入。(リンクは通常 CD) 通常 CD 版を買ってないので比較はできないが、比較的柔らかい音で録音レヴェルも高すぎず、まあまあではなかろうか。ちゃんと DSD 録音だし。 ただ内容が平凡でねえ。ファーストアルバムの量産型鬼束という印象はなくなっ…