気が付いたことメモ

その一。結局当初通り 337A を三結にして使っているが、ゲインが下がったこともあり、初段とドライバの間の局部帰還を外した。どうも局部帰還で削っていた利得の割合の計算がうまくいかないのだが、結果としては局部帰還をかけていた時よりも明らかに音が開放的になった。おそらくゲインの上昇によって微細な音の再現性が上がったのではないかと思われる。ノイズレベルも心配していたようなことはなく、だったらもっと早くこうしておけばよかった。
その二。初段とドライバの間の段間コンデンサがの具合が片方悪く、短絡しかかっているような状態になる。テスタで計ると一応生きてはいるのだが、実装するとどうも具合が悪いので、当初使っていた Dynamicap に戻す。当然問題は解決されたのだが、なんだか音が腰高な印象だ。KOBA さんのところでも同じ Audio Note のコンデンサが短絡したという話だから品質管理がなってない印象が強いのだが、音は確かにいいのだな。というわけで、最近売られるようになった、Audio Note でも安価な錫箔を使った製品を注文してみた。銅箔の三分の一くらいの値段で、Jensen の錫箔と比べてもお買い得だ。