トランス換装

初号機 45 シングルで Lowther を鳴らすとどうも低音が中抜けしてしまう。具体的にはバスドラやベースラインが不明瞭で、箱の共鳴周波数あたりでぼわぼわ鳴ってるのが聞こえてしまうのである。一方、零号機の低音がなかなか充実していることを考えると、これはどうも OPT のせいではないかと考えた。
そこで零号機と初号機の OPT を入れ換えてみた。零号機のは東栄の OPT-10S、初号機はハモンドの 125ESE だったので、初号機に東栄のトランスを積んでみたわけである。結果、思ったとおり初号機の低音が劇的に改善された。ベースとバスドラが空間的に同じ高さでぴっちりと揃い、キックやベースラインがかなりタイトに聞こえる。さらに残留ノイズも減った感じがする。東栄のトランスはかなり優秀である。HiFi 用途と汎用 OPT の差はあるのかもしれないが、それにしても東栄のトランスは安いのによくできている。はじめからこっちにしておけばよかった。
弐号機用にはハモンドのもっと高級な奴を用意したからまた違うかもしれないが、あまり金をかけないアンプには一次側のインピーダンスの整合性などに問題がなければ東栄で十分だよ。小さい割に電流も流せるし。弐号機とかプリアンプとか先にやらなければならないことはあるが、ありものででっち上げるアンプも妄想してるところなので、大学祭で一週間くらいある休みには東栄のトランスでローコストアンプを作ってみるのもいいかもしれないな。