プリアンプのこと

ここんとこ学期末が近づいて何かと忙しく、ゆっくり音楽を聴く気にもなれないしまして機械いじりをする気力も湧かない。そんな中、時々メインで何かを聴いていて気になるのはプリの残留ノイズである。たとえばオレの作った初号機( 45 シングル)などはなかなかローノイズにできていて、PM6A のような高能率のユニットでもほとんど雑音は気にならないのだが、プリのヴォリュームを少し開くといきなりどっとノイズがくるわけで、これはあまり愉快ではない。随分手は入れてあるんだけどここらへんは古い機械の限界なんだろうか。
てなわけで、プリも自分で作ってみようかなあと思う今日この頃である。手持ちの諸々をひっくり返して考えたのは、UTC A-20 をアウトプットに持ってくることだ。500Ω:500Ωだから、真空管の増幅段の出力インピーダンスを 500Ωくらいにしたいと考えるとカソードフォロワで、てことは双三極管が適当だ。gm のあんまり高い球だと Zo が低すぎるから、あんまりゲインがいらないことと併せて手持ちで考えると 7AF7 あたりがちょうどよさげ。つうことでちょっと回路を書いてみよう。
とにかく先決は弐号機 300B シングルだからその後になるが、休み中には作る気になるかしら。

……とか言ってたら SA-3 の電源スイッチがバカになって電源が切れなくなった。スイッチを交換するにしてもちょうどいい寸法のが見つかるかなあ。