作業

翻訳終わったー!
ということでやっと音楽を聴く気になるというものだ。で、以前から懸案だった作業を片づけることにした。

  1. ノイズがひどい Lite のプリは諦めて、増幅部をぶっこ抜いて DAC-AH に入っていた UTC A-20 を入れてトランス式パッシブプリにする
  2. SV-2 のカップリングコンデンサを、Hovland からオーディオノートに交換する
  3. 樽の内部配線を銀単線にする

という三つである。
まず Lite のプリだが、結局どうやったってノイズが減らないので、電源やトランスやアンプ基板は他で使い回すことを考えることにして、CS3310 を使ったデジタルボリュームと箱を生かしてパッシブプリとして使うことにした。CS3310 はメジャーなデジタルボリュームチップだが、コントローラやディスプレーもついているこのキットを使わない手はない。で、入力の一つに UTC A-20 を挿入して、できたものを SA-3 と SV-2 の間に入れれば、ライントランスとリモコンを使えるデジタルボリュームを一気にメインシステムに組み込むことができるわけである。
作業自体はなんていうこともない。内部配線に銀線を使ったのが唯一の特徴といえよう。で、完成したものを使ってみたら、OBH-12 と比べるとトランスの分だけ太さが増したように思える。ちょっと音が丸いかな。これは銀線のエージング待ち。
それから SV-2 だが、以前から使ってみたかったオーディオノートのコンデンサを入れてみた。Ella を買った DIY Hifi Supply で銅箔のフィルムコンデンサを買って交換したのだが、これも Hovland に比べると少し音が太くて丸い。が、Ambience とでも言うべき雰囲気は明らかに増すので帯域は伸びているようだ。なかなか独特の音がするように思うが、これもエージング待ち。
最後に樽だが、内部配線がいかにもちゃちなので、これも DIY Hifi Supply で買った銀線に交換する。上記パッシブプリに使ったのも同じ線である。圧着端子をやめて直にハンダ付け。これは改善が著しく、低音が膨らんで響きすぎることがなくなり、とてもバランスが良くなった。エージングで堅さが取れてくればいうことはない。銀線は特に固有の音はないものであって、これが素直な音とでも言うべきものだろう。
こんな感じで久々にちょっとした作業をしたのだが、例のデジタルアンプ基板も届いたし、FE126E バスレフも作ることに決定したし、ST-70 のノイズ対策もあるし、細々した作業はまだ残っている。デジタルアンプはかなり面倒みたいなので連休まで手を付ける余裕はないけど。