蝸牛の如く

NL-50 シングルアンプの製作を進めてはいるものの、ちっとも進まない。OPTを取り付けるナットがなくて調達に手間取ったり、トランスドライブで考えていたものを急遽ドライバ段をプレートチョークにしたせいでレイアウトを一から考えなおしたりなどとしているうちに新学期が始まってしまった。
それでもようやくフィラメント周りの配線まで来た。出力段で NL-50 と 300B の両方が使えるように電圧を切り替えられるスイッチを付けた。ドライバの 71A のフィラメントはノイズ対策で安定化が必要だと考えたのだが、電源トランスのタップの関係で2.5Vを SBD で倍電圧整流してそれをロードロップのレギュレータで安定させる回路を組み込まなければならず、これまたなかなか面倒である。それでもなんとかフィラメントに必要な電圧をちゃんと供給できるようにはなった。傍熱管だったらつなげるだけで済むのにね!なんだか余計なことを考えたせいで作業量が増えてしまう。
あとはこれまた面倒なアースの配線を済ませれば先が見えてくるとは思うが、回路そのものは単純な三段増幅のシングルアンプとはいえ、初段とドライバ段が直結なのでここの電圧配分が思惑通り行くかどうかがまた問題だ。連休中に動作チェックまで進めればいいのだが。