こんな時だから

余震が続いて精神的に不安定な感じ。この先生活がどうなるのかが読めず不安で家での仕事にも手がつかないし、大学に出勤するにも電車が動いてない。
こんな時なので球いじりでストレスを発散する。もっとも大掛かりなことはできないので、震災のまさにその時点で手を付けていたアンプの改造を継続する。SG-205 に差し替えていたシングルアンプの出力管を 6A3 に換装。Philco ブランド(おそらくSylvania 製)でバネ釣りフィラメントのごく古いものと思われる 6A3 が二本あったので。メインのPPアンプとあわせてどっちも 6A3 になってしまった。出力管の負荷を 5k とし、フィラメント電圧とカソード抵抗を入れ替えればいい感じになると踏んで、フィラメントが 6.3V に近くなるように調整し、カソード抵抗を 800+470Ωの合計1270Ωに。これだと Ep が若干高すぎてプレート損失が定格を超えるので、整流管を 83V からソケットごと 5U4G に交換する。5Z3 の手持ちがあったら楽だったんだが。これで Ep=300V、Ip=48mA くらいで出力は4Wほど。NFBが 5dB くらいで仕上がりゲインが 26dB とうまい具合に収まった。周波数特性も 30Hz から 60kHz までほとんどフラット。
音はこのアンプ史上一番いい。やはりオーディオ用直熱三極管に如くものはなしか。