暑すぎて何をする気にもならず、ボサーッと音楽を聴いてるだけの日々である。
日頃俺が聴いているのは

Going Blank Again

Going Blank Again

とか
They Could Have Been Bigger Than the Beatles

They Could Have Been Bigger Than the Beatles

みたいなのであって、まあオーディオ的にどうとか言うような音楽ではない。それでも、そういうのをできるだけ楽しく聴きたいわけであって、そのために色々考えるのが俺のオーディオ趣味でもある。
5月にスピーカーを JBL D123 を中心とした自作システムに変更したのはやはり大きく、基本的にギターバンド好きの俺としてはそういう音楽がなかなかリアルな感じで聴けるのは嬉しい。D123 も Deluxe Reverb や Blues Deluxe あたりで使われたユニットだし、メインアンプのトランスはハモンドだが、ハモンドギターアンプ用のトランスメーカーとしては最大手と言っていいだろう。ハイファイなギターアンプ、みたいなノリのシステムになってると言えるのかもしれん。四角四面な圧倒的ハイファイじゃないと聴いていられないピューリタンな方々は大変だと思うよ。
60Hz弱というポートのチューニングでは打ち込みの低音にはちょっと厳しいが、ベースやバスドラにはジャストである。その後の重ったるいウーファーと違って、D130/131 ほどではないにしても反応の良い軽い低音はロックにはぴったりだ。誤解してる人も多いが、ロックにおける「重低音」はせいぜい 100Hz くらいなもんであって、音圧がでかいから低音もゴリゴリ聞こえるというだけの話である。まして俺はメタルやコアを聴くわけではないから、タイトでエッジの効いた低音が重要だ。
その上のジャキジャキした中音に PA 用のホーンツイータという組み合わせは、ギターの音にはもうこれしかないって感じで、さすがにおクラシックには粗さがあるが、俺が聴くような現代音楽、たとえば
伊藤美由紀 楽器+エレクトロニクス 作品集「時の砂」Miyuki ITO five works for instruments with computer interaction The Sands of Time

伊藤美由紀 楽器+エレクトロニクス 作品集「時の砂」Miyuki ITO five works for instruments with computer interaction The Sands of Time

  • アーティスト: 一色香織,カミラ・ホイテンガ,原田節,岩佐鶴丈,上田弘美,デイブ・エガー,HIEI,伊藤美由紀 Miyuki Ito,一色香織 Kaoli Isshiki,カミラ・ホイテンガ Camilla Hoitenga,原田節 Takashi Harada,岩佐鶴丈 Kakujo Iwasa,上田弘美 Hiromi Ueda,デイブ・エガー Dave Eggar
  • 出版社/メーカー: ALM RECORDS
  • 発売日: 2009/07/07
  • メディア: CD
  • クリック: 19回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
のようなのにはむしろ向いている。武満あたりで多用されるガットギターにもなかなかいいぞ。
というわけで、現状には満足してるわけである。涼しくなったら何かしたくなるかもね。