測定その1

さて、EL3NPP アンプをざっと測定してみる。
出力とゲインは昨日書いた通りで、約5W、ゲインが 26dB。DF は簡易測定で4くらいあるので、これは数字がちょっと良く出すぎている。聴感上はそんなにない。残留ノイズは 0.3mV ほどで、五極管 PP だから特に気を使わなくても実用上問題ないレベルにはなる。
周波数特性は以下のようになった。

40kHz をピークに 1.5dB くらいの山がある。負帰還回路の微分補正を強くすれば潰せる山だが、安定性を損なうほどでなく、聴いても分からないので放置。0.5W で低域が若干盛り上がっているのは、出力トランスのインダクタンスが大きい領域で低域時定数がかぶっているのだろうか。聴いた感じ低域が多く出ているのはこういうところだろう。敢えてカットするほどでもあるまい。チャンネルセパレーションと帯域ごとの歪率は面倒なので測っていない。こんな感じで一つ。