ひとます完成

808 シングルアンプが一応完成した。

ちゃんとプレートが赤熱している。熱も確かに凄いが、想定の範囲内か。
簡単な測定では大過ないようなので、音を聴きながら調整していくことにする。ただ 808 はデータよりも電流が流れやすい球のようで、思惑よりも電流が多いので、ドライバのプレート電圧をもう少し下げるなどの対策は必要かもしれない。あるいは整流管を 5R4WG のような電圧降下の大きいものにして全体の電圧を下げて実験してみようか。初段の 713A もドライバの 6CK4 もばらつきの多い球で、このアンプでも揃っているとは言いがたいので、もう何本か手に入れて選別する必要はあるかなあ。ドライバは 6CA7 にした方が良いかもしれない。
ちょい聴きの段階では、ストレスがなくて自然な音に聞こえる。単純に「ハード&ダイナミック」(笑)な音かなあと想像していたので、これは良い方に裏切られた。測定結果でも聴感上もやや高音が強いので、ここら辺は補正の必要があろう。ともあれ、大きな問題もなくここまで漕ぎ着けられたことは喜ぶべきだろう。