迷走、隘路
オレだってたまにはジャズめいた音楽を聴かなくもない。ということで HMV のセールで
- アーティスト: Bill Evans
- 出版社/メーカー: Analogue Productions
- 発売日: 2002/06/11
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
- アーティスト: Hiromi
- 出版社/メーカー: Telarc
- 発売日: 2007/03/27
- メディア: CD
- クリック: 31回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
こういう風に SACD の音を聴くと、通常 CD がとてもしょぼく聴こえてしまう。一体どこに問題があるか、DAC なのか、トランスポートとしての SACDP なのか、はたまたやっぱりプリアンプがダメで、SACD の場合はその粗が見えにくくなってるだけなのかとか、色んなネガティブな可能性が頭の中をぐるぐる回ってしまう。
そういう風に聴いてみると、現用の Scott Nixon TubeDac も、SACDP 内蔵 DAC と比較してもレンジが狭いとか歪みっぽいとか悪く感じられてしまうし、音が粗くてアタックが潰れているように感じられるのはやはりプリアンプのせいにも思えてきて、SACD の音にもどんどん悪いところが見えて、もう何もかも全部ダメなんじゃないかという結論に達しそうになる。
こういう時は頭を整理しようと思ってもうまくいかない。やっぱり新しいプリアンプを作ってそれから考えようかなあ、などという方向に傾いたりもして、うろうろと迷走して隘路に嵌まってしまう。しかし、結局 CD を聴く際のネックは DAC なのであって、しかもそれは方式であれ価格であれ千差万別であるにもかかわらず、実はどれも大して変わらないのではないかとさえ思えてくる。どうも手に入れられるはずもないものを求めているのかもしれない。