もう、ゴールしてもいいよね

あ〜の〜う〜み〜 ど〜こ〜ま〜で〜も〜、というわけで唐突にこんなことを思ってしまったのは、JEFF BECK LIVEライヴ・ベック!なんていうオレらしくないディスクを聴いていて、何をこれ以上望むことがあろうかと感じたからだ。ギターはオレの機械が JCM2000 になってしまったようだし、テリー・ボジオのドラムは蹴飛ばすような勢いを持っている。こういう無加工投げっぱなしみたいなディスクだからこそなんだろうが、こういう音楽を聴けるのに、特定の音源のあそこが悪いここをもっと直そう、という作業がばかばかしくなってしまったのは確かだ。
ラクタを生産することはやめないだろうし、ごにょごにょ弄っては一喜一憂することだって続くのだろうが、大筋はもうこれでいいではないか。しかしこの音は、300B シングルで鳴らしている Lowther という文字情報から人が想像するものとはかけ離れているに違いない。そう考えるとなかなか魔法以上のユカイだ。