初號機改修

今日はもう仕事を休んでオーディオの日!と決め込んで、スピーカーを弄ったり色々していたのだが、もう一つ懸案だった初號機の改修にも手を付けることにした。電源トランスをノグチの PCM-170M にして 843 の Ep を 410V くらいにすることにして、面倒だから二段増幅で初段は五極管。僅かな手直しで球を交換できるように、ピン配列が共通している 6SJ7/ 6AC7/ 713A あたりで考える。3dB くらい NF をかける計算で。
幸いなことに電源トランスはまったく底面サイズが同じだったので簡単に換装できたために作業は大したことはない。電源部と初段周りをちゃっちゃと配線して終了。初段は聴感上 5693 が一番よいように思えたので、これに合わせて定数を固定。Ep=Esg=110V くらい。全体の出力は 1.4W くらいかな。

音は所謂レトロな真空管アンプの音っぽい。低音はなかなか豊かに出ていて、全体に柔らかい音。好みからするともう少し上まで伸びて欲しいが、五極管ドライブではこんなものか。ノイズレベルは十分に低いし悪くない。思ったよりゲインが低いので、もっと初段のプレート抵抗を大きくした方がいいか。そうなると電源部から定数を見直す必要があるなあ。