スピーカーの話

初號機に 843 を突っ込んだら思いの他具合がいいのに気を良くして、スピーカーでも実験をしてみる。サブのスピーカーは、パイン集成材で作った 10 リットルくらいのバスレフに EV 405-8H を入れて使っていたのだが、このユニットを FE127E にしてみた。どうもオレの好みには Fostex の方が合うのか?低音の量感こそ 405-8H の方があるが、中高音の質は Fos の方がいい。
そこでさらにユニットを FE126E にしてみる。これは以前別の箱に入れてちょっと使ってみたものの、あまりの低音の出なさにすぐに放置していたのである。理屈でいえば小さなバスレフでは磁気回路の強力な 126E よりも防磁で磁石の小さい 127E の方が単純に低音の出方でいえば有利なはずであり、確かに低音の量だけでいえば 127E の方が出ている。しかしそこから上の帯域の質が相当に違う。まだ新品同然のユニットだから、もうちょっと時間が経てばさらに滑らかになってくるとは思うが、それにしても伸びやかで透明な音は 405-8H では望むべくもないし 127E よりも明らかに勝っている。
ということで多少低音が足りないのには目をつぶって FE126E を使うことにした。しかし、この組み合わせでこれだけ鳴ってしまうと參號機 45 シングルがいかにも半端だなあ……。だれか參號機いりませんか?(こそこそ)工作は下手だし、アンプとしてのできはともかくとして、球とトランスの価値はありまっせ。