弐號機

初段を WE337A、ドライバを WE311B にして気分よく使っていた弐號機 300B シングルなのだが、しばらく使っているうちに粗が見えてきたというか、当初の多少乱暴だけど情報量が多くてハイゲインな状態が懐かしくなってきた。現状は確かに厚みがあって説得力のある音ではあるんだけど、もっと上が欲しい、空気の震えみたいなものが欲しいという欲求が芽生えてきた。
なにしろ弐號機は散々いじり回して、いわば屋上屋を架したような状態なので、いったんばらして一から組み立て直した方がいい気もする。作った頃と比べればオレの知識や経験値も増えたことであるし、シャーシやトランス類はそのままで構成を考え直すべきかもしらん。安く購入したとはいえ、JJ の 300B に WE の球を組み合わせている現状は心理的にも落ち着かない。安い、あんまり振り向かれない球で構成してこそオレの作るアンプなんじゃないかとかどうでもいいことを考えてみたり。