零号機

昨日せっかく秋葉原へ行ったので、放置している零号機をちゃんと作り直してやろうと部品を買ってきた。といってもシャーシやトランスはそのままだから CR 類くらいだけど。
で、電源からちゃんと設計しなおして、12AX7 SRPP→7581A 三結という構成で再起動。電源トランスの都合で出力管の Ep は 250V 位しか取れないし、したがって電流もあまり流せないのだけど、その範囲内ではうまくいった。負帰還もほぼ思惑通りでいい感じだ。ただ初段に想定よりも電流が流れないために Ep が高くなりすぎ、h-k 耐圧ぎりぎりになってしまったからここは対応の必要がありそう。ゲインも今のままではやや高すぎる。
まず 7581A で鳴らしてみると、ノイズはないし特に問題はない。ちょっと柔らかめの音で、45 アンプのような Hi-Fi な感じではないけどこれなら十分実用に耐える。低音もやや膨らみ気味なもののちゃんと出ている。そこで調子に乗って松下 EL34 に差し替えてみる。これだと音が硬いしなんだかうるさくてまるでダメ。低圧低電流駆動には向いてないな。
そこで 6G-B8 にしてみる。

おお、まるで違う世界だ。クリアだしぱっと音が広がる。これなら普通に使って不満が出ないレベルだ。Lowther がきたら 45 をメインにまわそうかと思わないでもないので、控えの機械がちゃんとあるのはいいことだ。