DIATONE 試聴会

行ってきた。まさか自分があんなものを買うことがあるはずもないが、ペア200万のスピーカーをある程度じっくり聴ける機会など余りないからな。
SACDP とプリがアキュ、パワーアンプが PASS の巨大なモノブロックという構成。で、スピーカーはというと、一言で言って「ああ、国産だな」という音。真面目でよくできてて、情報量も多くて空間表現が見事で、でもそれだけ。開発の人も個別の技術の話に終始していて、だから結局どういうスピーカーが作りたかったのかという話はなかった。個別をどれだけ集めても全体にはならない。
帯域は広いんだけどうるさい。低音出過ぎ、高音出過ぎ。それにしても、最後に余った時間で、試聴会に出席してた人の自前ソースを二枚鳴らしたんだけど、全くどうでもいいピアノトリオとジャズヴォーカル。ああいうものを聴くような人間が聴くスピーカーなのかな。結構げんなりした。