さらに Fostex と Tang Band

色々聴き比べてみると、どうやらオレは Tang Band 系の音の方が好きみたいだ。Fos は (箱が有り合わせなせいも大きいのだろうが) 帯域は伸びてるけど音が軽い。腰高な印象を受ける。これは FE127E でも FE103M でも同じだ。その軽やかさゆえの魅力もあるのだけれど、ちょっと落ち着きが足りないとも言える。こういう風に、どっちかがいいと思えてしばらく使って、もう一方に換えるとそっちがよく聞こえてっていうのを繰り返すのが小口径フルレンジ友の会会員の性なのである。小さいのでスピーカーを交換するのが簡単だしな。
というわけで、今注文すればカードの支払がボーナス月にぶつかるはずだという見込みのもと、Tang Band 系デスクトップスピーカーの新技を仕込んでしまった。最終兵器となるか? 明日届くらしい (笑)。
ちなみにメインの nOrh を動かすつもりは全くない。3ヶ月目だが、そろそろエージングも進んだのだろう、低域がしっかりと沈むようになってきた。ややもするとドライな傾向が出やすいのが nOrh のスピーカーの特徴だが、球アンプとさらにライントランスのおかげで適度にウエットな音色になり、情報量や音場といった長所を矯めることなく、好きな音で鳴らせているのではないかと自負している。メインがそれほど大きくないトラブルの解決くらいしか目標のない状態なので、いじり欲がデスクトップシステムに向いてるだけの話である。