DAC

つらつらと DAC について検索していて見つけた製品。
http://www.ack-industries.com/dAck!.html
DAC を基本にしたフィルタレスの NOS DAC でバッテリー駆動なのがちょっと珍しい。かつては安価なキットもあったらしいんだけど、いまは製品版だけで $795 はちょっと高いなあ。DAC-AH あたりとどう違うのか聴いてみたい気はするんだけど。
で、ふと実験してみる気になって DAC-AH 超改造版をメインのシステムにつないで聴いてみた。……なんだかえらいことになってるんだが (笑)。ずっとサブで使い込んですっかりエージングが完了したせいなのか、粗さがきれいさっぱり取れて、まろやかで深々した音だ。いっぺんで気に入ってしまったというか惚れ直した。圧倒的ではないか我が軍は!
問題はこれをメインにまわしてしまうとサブで Mac の音を聴けなくなってしまうことで、なにか考えないといかんなあ。DAC-AH の完成品を買ってしまうのが安いし手っ取り早いんだけどそれでは今一つ芸がない。当座は職場から KECES USB DAC を持ち帰ってしのげるけど、大学が始まったらそっちも必要だし。むーん。
勢いに乗って、DAC-AH に内蔵していたトランスをタムラから UTC-A20 に交換。このトランスは SACDP のバランス出力をアンバランスに変換するのに使っていたものなので、こうすると SACDP のバランス出力が使えなくなるが、それはあとで考えることにする。ケースにあまりにぎりぎりで、ほんの 1mm くらいの位置関係でハムが出たりして焦ったがなんとかノイズの出ない位置にトランスを押し込むことができた。音はというと、情報量が倍くらいに増えた (笑)。タムラのトランスがいかに音を丸めていたかという話だ。全体として、なんとも形容できない音である。とにかく圧倒的にパワフル。もうとんでもない時間なので一眠りしてから改めて評価することにしよう。