DAC-AH 一応完成

頼んでいたパーツが届いたので、DAC-AH を一応の完成形に。
オペアンプをソケット化して OPA627BP にして、カップリングコンデンサを外してライントランスを挿入。トランスはタムラの TBS-II というもので、どこを探してもデータがないが、一次・二次とも 600Ω。IV抵抗とライントランスの入力抵抗を Yamamura YAM22 に。電源スイッチや LED もつけてみた。また配線には WE の単線を使った。箱は DAC-AH 完成品と同じもの。小さな筐体なのでトランスの収納にはちょっと苦労した。またゴム足のかわりにハンズで売ってる黒檀ブロックで三点支持。
できたばかりな上に、とりあえず音を出すことを優先で配線も汚い状態だが (したがってちょっと内部写真を載せるには躊躇される)、無闇にリアルな音が出る。定位がいいことと相まって、なかなか気持ちいい。特に低音がパワフル。
が、メインのシステムにつないでみたら、オーケストラなどが前に出てきすぎて駄目。クラシックには Hi-Fi な DAC-3 のほうがいいようだ。しかしジャズやロックしか聴かないサブシステムにはばっちりだ。音楽を聴いてしまって仕事にならないこと以外問題はない。
ソースは選ぶし好き嫌いははっきり出る音だと思うが、用途にマッチする限りにおいてはかなりいい感じだ。それなりにパーツは奢ったもののそれでも3万はかかっていない。
最近 DAC のキットを利用した自作が流行っていて、その流行のかなりの部分は西川さんの影響力によるものだと思うのだが、その流行の中でもマイナーな部類であろう (DOS/V Power Report に西川さんの記事は掲載されたけど) この DAC もなかなか楽しい。ちゃんと中国オーディオという基本も外してないわけである (笑)。