Axiom M3ti

もう届いた。早い早い。
早速箱から出してみる。特に高級感はないが及第点。アメリカの安物に比べれば高級なのだろうが、日本のメーカの安スピーカーの作りを見慣れてると特に騒ぐほどではない。日本メーカのは音はともかく品質は凄いからなあ。以前持っていた Entry S よりは余程しっかりしている。ターミナルは立派でYラグがぎりぎり入るくらい。単に穴が開いてるだけでなくきちんと処理されているバスレフポートは好感が持てる。
音出ししてまず驚いたのは低音がもりもり出ること。量は凄い出てるのにぶよぶよしないできちんと制御されている。どうしても後ろが壁に近くなるオレの使い方では出過ぎるくらいなので、バスレフポートに緩く詰め物をしてごまかすことにする。これは今後対処が必要だ。
まだ新品なこともあって高音が多少チンチンするが、嫌な音はしない。音場が広くて雰囲気が良く出る。すこし後ろに広がるタイプかな。定位は流石によくて、リスニングポイントにも厳しくないからだらだら聴くのにも向いている。スパン! とくる抜けのよさはあまり感じられないが、解像度が高いのでストレスはない。ピアノの音などがごく自然で、こういう音がするスピーカーは案外少ない。比較的柔らかめの音だし、聴いていて疲れないのはいい。
両サイドがスラントしていてかつ奥行きがそれほどないので、見た目よりも置くのは楽だ。ちゃんとスタンドを使うような置き方であればセッティングに苦労することはあんまりなさそう。
とりあえず第一印象としては非常に気に入った。安くて適切なサイズで、へんな無理をしない自然な音のするスピーカーという点では最右翼だろう。欠点は、ダメな録音にあまり寛容でないこと。アニソン聴けねえじゃん (笑)。
写真を載せたいところだが、ちょうど新しいコンピュータがもうじき来るので片づけ途中で机の上がめちゃくちゃなので無理。ちゃんと片づいたら Studio Display の両脇の Axiom の雄姿を掲載することにしよう。